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【NFL】Super Bowl 43
- 2010-02-08(21:59) /
- American Football
前評判は百戦錬磨のQBマニング率いるIndianapolice COLTS(Ind)が優勢。彼の頭脳のキレは想像を絶し、相手のAssignment(作戦)を事前に読み取り、直前でAudibleにより弱点をつく作戦に変更する能力は他に類を見ない。相手のヘッドコーチ(HC)が苦労して考えたAssignmentの数々を一瞬で台無しにしてしまうその所業はまさに悪魔の如し。ただ作戦を変えるということは自チームのHCの命令を無視することと等しい。それでもマニングがリスペクトを受け続ける理由は彼の頭がHCを凌いでいることに他ならない。あな恐ろしや!彼はその天賦の才に加え、労を惜しまないFilm Study(研究)とコーチ代わりとしてチームに情報を落とし込む勝利への貪欲な姿勢がまさに鬼に金棒と言わしめる所以なのだ。あな恐ろしや!
ただCOLTSにとってただひとつの気がかりはリーグきってのサックアーティストであるDEドワイド・フリーニ−が右足首の怪我により直前までの練習をすべて回避している点。野獣である彼がフィールドにいるだけでQBは注意を払い続けなければならず、存在そのものがプレッシャーを生む。SAINTSにとっては彼が出場できるかどうか、また出場するとしたら状態はどこまで仕上げてくるのか、ということが大きな注目点になった。
一方のNew Orleans SAINTS(NO)はハイパーオフェンスと称されるQBブリーズを軸としたタレントぞろいのオフェンス力と、要所でターンオーバー(攻撃権の交代)を量産する大味なディフェンスで創立44年で初のSuper Bowl進出。QBブリーズは以前も取り上げた通り試合前のPep Talkを担当するEmotionalなリーダーであり、CoolなパフォーマンスとHotなメンタルを両立する。黒人がリズムに乗って喚くPep Talkもいいが、彼が同じことをやるとなんか胸に来る。カリスマとは何が特別なのかわからないけどその所作で人をMoveさせる。だから、ブリーズはカリスマなんだと思う。
Ind はゲームの開始からケガを押してフリーニーが出場。序盤は怪我を感じさせないハイパフォーマンスでMonsterぶりを大舞台でも発揮していた。僕はディ フェンス出身なのですごく偏った見方をするが、個人的にDE(ディフェンスエンド)やOLB(アウトサイドラインバッカー)といったパスラッシャーたちは 動きがスマートで、かつチーム1番のアスリートだと思う。アイディアとキレでパスラッシュだけを極めたその動きはとにかくカッコイイ。
前半、フリーニ−の存在一つでブリーズは相当なプレッシャーを受け続けていた。オープニングドライブからオフェンスがつなげられない。NOのHCショーン・ペイトンは「最初15Playはフリーニ−を見極めるだけに使う」と捨石にすることを公言していたようだが、初出場という硬さも手伝ってNOはほとんど見る影なし。そのころ僕はTwitterを見る暇なし。代わりにアホのようにつぶやきまくっておいた。
た だIndも拙攻が目立った。マニングがHCから受け取ったPlay Callにあれだけ首を傾げていたのも珍しい。前半のキーとなったのはIndがエンドゾーンを背にしてNOのオフェンスを凌ぎ切り、やっと手にした攻撃権 を3&Outで手放した点。残り時間と点差から、あのシチュエーションで本来のマニングのCallならば間違いなくIndは得点を積み重ねていた だろう。それはPSPのMadden09で何度もこの試合をシミュレートし、幾度となく僕が操るNOからあの正確無比なパスゲームでボコスカに点を取りまくるあの鬼畜・魔・ニングなのだから絶対そうに違いない。ちなみに僕は負けそうになるとリセットする派である。
そ うして結局残り30秒弱を残して攻撃権を取り戻したブリーズは、冷静に2本のパスを決めて後半につなげるフィールドゴールを導いた。TDを逃したショック を和らげ、ハーフタイム中のロッカーの雰囲気を変える大きなFGだっただろう。と、解説の河口が言っていた。彼は引退しても相変わらず上半身だけネタのよ うにデカイ。ベンチなんぼやってんねんとツッコミを待つかのような大胸筋。ギャグマンガ日和に似たキャラが昔載ってた気がする。そのキャラはたしかネコビッチ師匠に月謝が払えず、大胸筋ばかりを鍛えられてしまい挙句の果てに試合でパンツを脱がされてギブアップの代わりに「サランラップ!」と言ってしまうかわいそうな奴だった。何をバカなことを書いてるんだと思うかも知れないがそんな漫画だ。とにかく僕は「鍛え方は間違えたくない」と河口を見ながら思い、そして後半へ思いを馳せた。
前 半を通して気になったのは両チームのボールコントロール。NOがパスを警戒したディフェンスを敷くのを見きってAudibleでランに変更し大きなゲイン を重ねたIndに対し、NOは不調なオフェンスの中でも常にコンスタントなラッシングを行っていた。ランとパスは両輪と言われ、ランがでればパスが通る、 また逆も然りである。それってつまり…
◆納豆は食べ飽きた
さて後半。予想に反してコシの強い粘り合いの、いわゆる納豆フットボールが目についた前半と打って変わって後半は戦前誰もが期待した打ち合い、点の取り合い、Shoot outな展開に。これだよこれ、これを待ってたんだとスタジアムの観客と仙台の僕のテンションも最高潮に。納豆菌は他の菌とコンタミの恐れがあるからきをつけなきゃね。
ここで特にモメンタム(流れ)を動かした4つのキープレイにフォーカスしよう。
◆NO、後半開始直後のOnside Kickさて後半。予想に反してコシの強い粘り合いの、いわゆる納豆フットボールが目についた前半と打って変わって後半は戦前誰もが期待した打ち合い、点の取り合い、Shoot outな展開に。これだよこれ、これを待ってたんだとスタジアムの観客と仙台の僕のテンションも最高潮に。納豆菌は他の菌とコンタミの恐れがあるからきをつけなきゃね。
ここで特にモメンタム(流れ)を動かした4つのキープレイにフォーカスしよう。
前半でReturnをチョイスしたNOは後半Kick off cover(ディフェンス)からのスタート。ここでHCペイトンはOnside KickをCallする。Onsideは成功すれば攻撃権を得られ、失敗すると相手に非常に有利な位置からオフェンスを許すこととなる諸刃の剣。しかし HCペイトンの凄いところは最もOnside Kickが成功する確率の高くなるシチュエーションを見抜き、的確に勝負に出たところに ある。通常Onside Kickは残り時間わずかで自チームが負けている時にやむを得ず行うが、それは相手からも想定しやすく対策が講じられるために成功率は低い。ところがこの シチュエーションは後半開始のKick offで時間的余裕はどちらのチームから見ても十分。ましてこの時点での得点は6-10と非常にTight。さらにKickを蹴る直前まで通常のKick off coverと同様の動きで直前まで相手を欺き、Surpriseにより反応を鈍らせる。したたかな準備により虚をつき、NOは後半1st Playで攻撃権を獲得する。このポゼッションをNOは初のTDにつなげ、失われていたオフェンスのリズムを完璧に取り戻した。逆転のおまけ付きで。
◆TEショッキ−のミスマッチメイクから再逆転TD
NO 16−17 Indで迎えた4Q、IndのKストーバーが51yd FGを外すとIndへ傾きかけていたモメンタムが再びNOの手元へ。ブリーズは落ち着いてゲインを重ねるとGLまで残り2ydの勝負どころで通常TEへ セットするジェレミー・ショッキ−を大外のWRの位置へ。対応する間を与えずにPlayを開始させるとショッキ−とCBの体格差のために大きなミスマッチ が生まれ、これを生かしたLook in PatternパスによりTD。このAssignmentもこの試合たった1度きりのSpecial Play。これを勝負どころでうまく得点に結びつけたNOは続く2ポイントコンバージョンも成功させ、24−17と1TD差の有利な状況に立った。 Special PlayをCallするタイミング、相手にアジャストさせる隙を与えさせないクイックスタートと準備が光ったいいPlayだった。
◆CBポーターのIntercept Return TD
そして極めつけはこの日初にして両軍通じて唯一のターンオーバー奪取。TD付き。ポーターは4Qに入ってから相当狙ってたね。それもFilm Studyが功を奏したと公表している。ポーター、値千金のINTに「"予習"の成果が出た」
このPlayでIndは止めを刺された。ポーターがパクった瞬間、あまりの興奮で僕は大声あげてました。あぁキモ 痛い。それくらい決定的な一打だったということで…
そして極めつけはこの日初にして両軍通じて唯一のターンオーバー奪取。TD付き。ポーターは4Qに入ってから相当狙ってたね。それもFilm Studyが功を奏したと公表している。ポーター、値千金のINTに「"予習"の成果が出た」
このPlayでIndは止めを刺された。ポーターがパクった瞬間、あまりの興奮で僕は大声あげてました。あぁキモ 痛い。それくらい決定的な一打だったということで…
◆聖者の行進
こうして最終スコア31-17でNOは初のSuper制覇。おめでとう。僕はRavensのファンですが個人としてのブリーズも大好きです。そして5年前 のハリケーンカトリーナに襲われ、壊滅的だったNew Orleansの復興を市民と一緒に最高の形で締めくくったSAINTSはそのストーリーだけで泣ける。むしろ抱かれたい。
こうして最終スコア31-17でNOは初のSuper制覇。おめでとう。僕はRavensのファンですが個人としてのブリーズも大好きです。そして5年前 のハリケーンカトリーナに襲われ、壊滅的だったNew Orleansの復興を市民と一緒に最高の形で締めくくったSAINTSはそのストーリーだけで泣ける。むしろ抱かれたい。
ブリーズはこれで1流から超1流の仲間入り。マニングやブレイディらと肩書きでも肩を並べたことに。ブリーズとともに進んだ聖者の行進は最高の形で締めくくられた。ウヒョー。
まとめるのつかれたぽ。お疲れ俺!
まとめるのつかれたぽ。お疲れ俺!
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